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なるようになるさ

腎臓病の発覚~高校生活

中学2年の頃に逆流性腎症と診断された事で自分の人生が大きく変わったと思います。

 

・地元への帰郷

腎臓病と診断される2年ほど前(小学6年)に父親の都合で地元から引っ越していました。引っ越し先で高校進学する予定でしたが、父親が会社と交渉して中学3年で地元に戻る事になりました。引っ越し先で高校に進学していたら今の人生とは大きく違ったと思います。

 

・高校進学

高校を選択する上で優先した事は家からの近さでした。一番近い高校は自分の成績と乖離があったので、2番目に近い私立の特待クラスに進学しました。かなり厳しい高校で当時は進学した事を後悔したのを覚えていますが、今思えば悪くはなかったかなと思います。

そもそも、親族に大学進学した人がほとんどおらず、高校卒業したら働くのが普通と思っていたので、健康であれば商業高校か工業高校に進学していたと思います。それが博士号まで取得してしまうとは人生は本当に何が起こるか分かりません。ちなみに当時の将来の夢は電車の運転手でした。

 

・大学進学

大学進学は本当に悩みました。腎臓病があっても自活できる収入を確保するために資格を取得した方がいいと思っていましたが、親戚の知り合いに薬剤師がおり、薬剤師であれば体に負担をあまりかけずにそれなりに収入がある、という話を聞き、高校3年の頃に薬学部を目指す事を決めました。それまで勉強をほとんどしておらず、偏差値は全く足りていませんでした。結果、1年浪人して公立大学の薬学部に進学しました。この選択は本当に正解だったと思っています。

 

 

また、生活面では食事の変化が大きかったです。世の中に出回っている低たんぱく食は美味しくありません。特に白米の代替品は本当に美味しくなかったのを覚えています。一方でパスタ・パン・カップ麺はまだマシでした。母親が工夫してくれたので何とか続けられましたが、母親は自分用の食事と家族の食事を別で作っていたので本当に大変だったと思います。

(腎臓病の食事についても海外の論文などを紹介し、本当に効果あるのか、といった事についてもいずれ紹介したいと思います。)

 

腎臓病が発覚した時はクレアチニン値が1.4~1.5 mg/dLくらいで、高校卒業する時が2.0 mg/dLくらいだったと思います。それくらいでは自覚症状もほとんどなく、高校の体育も問題なく取り組めており、同級生と放課後にサッカーを楽しんでいました。

 

色々と大きく変化したのは大学進学で一人暮らしを始めてからでした。